Y:ナショナルチームメンバーで「チーム清水」みたいなものを作って、合同練習が出来ないんですか。
S:理想は、そういう形です。チーム名に僕の名前を付けるのはおこがましいですけど、全日本クラスの選手を集めて合宿が出来たら、もっといい練習が出来るし、選手のスキルも伸びると思うんですけどね。でも、今のシステムじゃ無理なんです。まずは資金的な問題がある。僕が全員を食べさせられるくらいに裕福だったら話は別ですけど、僕だってNECなどスポンサーから支援していただいてる金額で、活動費がやっとまかなえる状態です。小林の年間収入は200万円ぐらいじゃないですかね。山形県スケート連盟に所属しているので、県の特別職員としての給料とスケート連盟の強化費を合わせてもそれぐらいだと思いますよ。だから2ケ月間やった札幌合宿の時も、小林は親戚の家から通ったし、僕は友人のマンションを借りていた。食事は、僕が面倒をみましたけど。そんなぎりぎりの状態で合宿をやらなければならないので、結局、それぞれ所属先の実業団でやったほうが、お金の心配はしないで済むということになるんです。そうなると練習はまたバラバラ。
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