Y:ベネトングループが経営するトレビソは、アスリートにとっては最高の環境でしたけど、PAOKはどうな
んですか。
K:総合スポーツクラブとしては似たような運営の仕方ですね。本拠地はギリシャ第ニの都市のテッサロキニにあって、サッカー、バスケット、ハンドボール、陸上、水球などいくつものプロチームを抱えています。8,000人収容のバレー・バスケット専用の体育館もありますよ。東京体育館の規模の施設が、僕ら専用になっているので贅沢と言えば贅沢です。ただ、トレビソと違うのはクラブのオーナーは一人でしたけど、PAOKは競技別にオーナーがいるんです。バレーのオーナーは、すごく日本に興味を持っている人で、「日本の魂を見せてくれ」と言われました。移籍交渉の時も「日本の文化やビジネスはすごく参考になる。うちのチームにもそういう日本の精神性を取り入れたい」と、どこのチームより積極的に誘っていただきました。昨シーズン、PAOKは4位だった。オーナーは3年計画でトップチームになる構想を抱いているので、チーム強化策の一環として僕が呼ばれたんだと思います。
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