Y:加藤選手は、予定より10日ほど早く10月下旬に全日本の合宿に合流しました。移籍先のギリシャはリーグの真っ最中です。チームのPAOKが帰国することをよく許してくれましたね。
K:早めに帰国したのは全日本の要請があったからなんですけど、予定より早めに帰国するのは大変でした(笑)。PAOKは10月の開幕から連勝し、僕が帰国する直前に一敗してしまったんです。だから、この大事な時にチームを離れるのは契約違反だと言われるし、終いには「他のチームに移籍させる」と脅されました。チームに納得してもらうまで3日間話し合いましたよ。今の僕のバレーにおけるプライオリティは全日本が一番。昨年、イタリアに移籍したのも、今シーズンはギリシャに移籍したのも、源流にあるのは全日本を強くするため。海外で日本では手にできないものをすべて学びたかったからで、ひいてはオリンピックにどうしても出場したかったからです。ワールドカップは、そのオリンピックの出場権を獲得できるチャンスがある。まあ、切符は3枚しかないので現実は厳しいですけど、でも、少なからずチャンスがあるのであれば、チームと多少もめても全日本に早めに合流したいと思ったんです。
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