インタビュー・文/吉井妙子

4年に1度のバレーボールのビッグイベントで、来年夏のアテネオリンピックへの出場権をかけた「ワールドカップバレーボール2003」が11月1日から日本で熱戦が繰り広げられている。全日本キャプテンの加藤陽一選手。大舞台の経験の少ないチーム内にあって、前回のワールドカップで活躍した実力は頼もしい。昨年、自分のレベルをアップさせようとイタリア・セリエAのトレビゾに移籍。スーパーサブとして、優勝に貢献した。今シーズンはギリシアリーグのPAOKに移籍。海外で学んだ守備の意識と高いブロックのかわし方をワールドカップで披露してくれるだろう。ワールドカップ本番を目前にした心境をスポーツジャーナリストの吉井妙子氏がインタビューした。<11月8日 東京・赤羽にて>
【WorldCup 2003:世界の強豪チーム12カ国が激突する熱戦の模様をフジテレビ系列では独占中継する。日本戦については、全戦(男女)22試合をゴールデンタイムで放送する。】
Y:女子の試合は連日20%以上の高視聴率をマークしているそうです。それだけ日本中がバレーに注目しているわけですが、男子の方は準備ができていますか。
K:最終合宿に入って、みんなも少しずつコンディションが上がっています。僕は、明日試合があってもOKというところまで来ていますが、ピーキングは開幕に合わせています。そこから最終日まで、いかにコンディションを崩さないままいけるかですね。でも、移籍先のイタリアやギリシャなど、環境の厳しいところでリーグ戦を闘ってきたので、精神的にも身体的にも、4年前のワールドカップの時とは違うという自信はありますよ。多分、余裕を持って闘えると思います。試合が楽しみ。女子の試合は見ています。栗原選手の成長にはちょっと驚きましたけど。女子の頑張りには毎試合、触発されています。
[次へ]

[戻る|0.TOP]

(C)2004 Fuji Television.