YAMAMOTO:(前項より)試合では、練習でやったこと以上のプレイはできないと思うし、実際試合になると、精神的にも肉体的にもきつくなるので、練習が苦になるということはないですね。むしろ、日々の練習がすべてだと思います。
YOSHII:身長202cm。これだけ大型のスーパーエースは、これまで日本バレー界には現われませんでした。身体の優位性は疑いもないですが、スキルの伸びはどうですか。
YAMAMOTO:一年目はとりあえず、力まかせにバンバン打っていました。だからミスも多かった。最近は、無理なトスであればリバウンドをもらって、またチャンスボールを狙うと考えられるようになったし、相手ブロックによってコースを打ち分けることもできるようになりました。プレイに幅ができたのは、幸か不幸か、けがと付き合うようになってからですね。全日本の一年目で肩を壊し、腰痛とはいつも友達です。故障する一歩手前でブレーキはかけられるようにはなったけど、でも、ゲーム中でも調子のいい時と悪い時ってあるじゃないですか。だから、調子の悪い時には悪いなりの打ち方を勉強している最中なんです。調子のいい時は、上から強引に、ブロックなど関係なしに打てるんですけど、疲れたり、痛みが出てきてジャンプ力が落ちてきた時に、これまで通りに打っていたらブロックに引っかかってしまうので、そういう時はどんなふうに打てばいいのか、考えながらやっています。もちろん、スーパーエースである以上、上がったトスは全部決めるというのが理想。でも今は、ミスをできるだけ減らして、決定率より効果率を上げて行きたい。
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