Y:高校3年生の春高バレーでは疲労骨折を隠し、準優勝しました。クールとはいえ、よく痛みを表に出しませんでしたね。
K:テーピングで何とかごまかしていました。でも、病院に行ったら、他に3箇所、疲労骨折が見つかったんです。もちろん、自然治癒はしていたんですけど。医者には「よくこんなのでやっていたね」と呆れられました。高校3年の時はキャプテンだったし、自分がやらなきゃいけないという気持ちはすごく強かったと思います。疲労骨折しているから試合を休む、という発想はなかった。1年の時に春高で優勝はしましたけど、私が3年の時のメンバーは、初めてスタメンに入る選手ばかりでした。あまり強いチームではなかったんです。事実、一回戦で負けるだろうと言われていましたからね。直前の合宿もグシャグシャで、チームの中で喧嘩も起きてしまうし、先生に呆れられたこともありました。決勝戦で大山(加奈)さん率いる成徳学園に当たって負けましたけど、それでもあのチームで決勝戦にいけたのは、正直、嬉しかったですよ。でも、よく決勝戦まで残れたな、と思ったのはしばらく経ってからで、敗れた直後は悔しくて悔しくて、毎日泣いてばかりいました。
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