K:(前項より) 特にロシア。ガモアなどはブロックの上から打ってくるし、バックアタックが前衛で打つアタックよりパワーがあったり、それでいてレシーブもそつなくこなす。圧倒されるばかりでした。その時は、ブラジル、ロシア、イタリア戦に出たんですけど、何も周りが見えない状況のまま終わってしまったという感じでしたね。『ワールドグランプリ』では、イタリア、キューバに勝つことができましたけど、スイスで戦ったときとは別のチームになっていました。イタリアの主力選手はほとんどいなかったし、キューバもジュニアのチームみたいだったので、この2勝はそれほど嬉しいものではありませんでした。
Y:身長が186cm。お父さんが日新製鋼でバレーをなさっていたというし、DNA的には完璧ですね。
K:いえいえ、全然違いますよ。父はそれほど凄い選手ではなかったし、身長も180cmあるかどうか。母は160cmぐらい。ただ、おばあちゃんが年齢の割には大きいので隔世遺伝かもしれません。3900gとデカべビィだったので、子供の頃はパンパンに太っていたらしいです。バレーに親しむ環境にはありました。兄の小学校で父と母がママさんバレーをやっていたので、しょっちゅう連れられて見に行っていたし、小学校に上がる前から庭で父とパスの練習をやっていました。でも、練習というより、遊びの延長みたいなものですけど。バレーのチームに入ったのは小学校4年生から。4年生にならないと入れてもらえなかったんです。
[戻る|次へ]
[戻る|0.TOP]
(C)2004 Fuji Television.