インタビュー・文/吉井妙子
4年に1度のバレーボールのビッグイベントで、2004年夏のアテネオリンピックへの出場権をかけた「ワールドカップバレーボール2003」が11月1日から日本で開催される。全日本女子チーム“期待の19歳”栗原恵選手にワールドカップ本番を目前にした心境をインタビューした。インタビュアーはスポーツジャーナリストの吉井妙子氏。(9月1日、大阪での合宿にて)
【WorldCup 2003:世界の強豪チーム12カ国が激突する熱戦の模様をフジテレビ系列では独占中継する。日本戦については、全戦(男女)22試合をゴールデンタイムで放送する。】
Y:高校時代からその名を馳せていたとは言え、社会人一年目で全日本に選ばれ、7月のワールドリーグではいきなりスタメンで大活躍しました。19歳、なかなかやりますね。
K:1戦目のオランダ戦は3セット目からコートに立ったのですが、アメリカ、ドイツ、イタリア、キューバではスタメンで使っていただきました。でも、ただガムシャラという感じで、その時に持っているものをすべて出し切ろうとだけ思っていました。監督には「ミスを恐れるな」と言われていたし、先輩たちも私がミスをすると「いいよ、いいよ」と言ってくれたのでやりやすかった部分はあります。世界戦での衝撃は、その1ケ月前にスイスでやった『モントレーマスターズ』やロシアで開催された『エリツィン大統領杯』の方が大きかったですね。ジュニアやユースでも海外(のチーム)とは対戦してきましたけど、ナショナルメンバーの力というのは、全く別物でした。パワーとかスピードとか、そしてレシーブの巧さとか、想像していた以上にすごかった。(次項へ)
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