Y:今ｼｰｽﾞﾝからﾚｷﾞｭﾚｰｼｮﾝが少し変わりました。ｼｬｰｼもｴﾝｼﾞﾝもﾜﾝﾒｲｸ。だからこそ、ﾄﾞﾗｲﾋﾞﾝｸﾞﾃｸﾆｯｸ、ｾｯﾃｨﾝｸﾞ能力、ﾚｰｽﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄ能力などが問われてきます。
M:ﾁｰﾑ格差がなくなったぶん、ｺｰｽ上でのﾊﾞﾄﾙが増えましたよね。去年に比べたら抜いたり抜かれたりが圧倒的に増えてきている。ﾄﾞﾗｲﾊﾞｰとしては面白いですよ。ただね、ﾌｫｰﾐｭﾗ･ﾆｯﾎﾟﾝというのは国内の最高峰ﾚｰｽだし、ﾌｫｰﾐｭﾗ･ｶｰは速さを追求した究極のﾏｼﾝであるべきだと思うので、こんな風に規制してしまうのはどうかな、と思う気持ちも正直あります。一方で、ﾚｰｽを面白くするためという主催者側の気持ちも充分に理解しています。ﾌｧﾝにﾚｰｽの醍醐味を味わってもらうのであれば僕は、第5戦の鈴鹿に暫定でやってみた2ﾋｰﾄ制もいいんじゃないかと思うんですよ。1ﾚｰｽ当たりの距離が短いので、ｶﾞｿﾘﾝの量が少なくてすむからﾏｼﾝにｷﾋﾞｷﾋﾞ感があるし、運転していて面白かった。観客も一回で2度ﾚｰｽを楽しめるから、得した気分になるんじゃないですかね。
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