Y:逆説的ですが、優勝慣れしている本山選手に焦りが見えて安心しました(笑)。まだ弱点があるということは、これからも進化するという裏返しでもありますから。
M:まだまだ、甘い部分はいっぱいありますよ。自分でも気がつかないうちに熱くなっていることもあるし、レース中の完璧な自己支配はまだできていない。それができた時、どんなレース展開になるのか楽しみな部分もあるし。理想のレースというのは、簡単に説明するなら、スタートからフィニッシュまで完璧に運ぶことでしょうね。でもそれは僕だけの問題ではなくて、メカニックやエンジニアの技術力を引き出し、最高のマシンに仕上げて、レースマネジメントも一瞬の狂いもなくできて、ぶっちぎりの速さで優勝することだと思う。チーム全体を強くしていくというのもドライバーの仕事だし、それが結果的に勝つための武器にもなるんです。
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