YOSHII:子供を対象とした道場は、いつ頃から考えていたのですか。
YOSHIDA:明大監督として、大学生を指導している時に、なんか僕のやりたいこととは違うと感じていたのです。大学生になるとすでに人間形成が出来ているじゃないですか。だから、僕が教えることはほとんど無かった。柔道をゼロから教えてみたいと、その頃から漠然と考えていました。その思いを実現させてみたいと思ったのと、もう一つ、現実問題として引退した後に練習場所を確保しなければならなかった。僕の練習場所イコール道場を持つことでもあったのです。でも、実際にやってみて一年ほど経ちましたが、子供たちにゼロから教えて、その成長過程を見るのがこんなに面白いことだとは想像を超えていました。それと、後輩たちに、引退してもサラリーマンになるだけでなく、こういう道があるんだよということを示したかった。
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