ジャンクSPORTS
ジャンクOB通信

ところが、今回の伊達選手のメディアに対する受け答えは、全盛時とは全く異なる印象で、実に穏やかにテニスに対する愛情を饒舌に語ってくれました。
実は伊達選手も「ジャンクSPORTS」が何度も出演オファーし続けて実現していなかった大物アスリートの一人なのですが、ご主人のミハエル・クルムさんの出演時にスタジオ収録に立ち会って下さり、終始楽しそうに見学なさっていたのが印象的でした。
ひょっとしたら、今のタイミングでオファーを出したら、快く出演OKを出して下さるような、そんな気がした伊達選手の表情でした。

次に井上康生選手。
北京出場が厳しい状況に追い込まれてからも圧倒的なファンの支持で柔道界を大いに盛り上げてくれました。
まずは心より"お疲れ様でした"と申し上げたいと思います。
全日本敗退の翌朝に生粋の井上康生ファンを自認する小倉智昭さんの「とくダネ!」に御出演されていたのですが、その時に何か吹っ切れたような、とても穏やかな表情をされていて安心致しました。
その後、数日内にNHKを含めた各局が看板のニュース番組に井上選手をゲストに招いて功績を称える企画を行っていましたが、引退表明を受けて大手メディアがこれだけの対応を行うアマチュアアスリートは、やはり稀有な存在です。
最後は"伝家の宝刀"の内股を返されての一本負け。
そして「我が柔道人生に悔いはなし」と言い切れる爽やかな引退劇。
"ジャンルを代表するトップアスリートにしか伝えられないメッセージ"を、私は最後の試合からしかと受け止めさせてもらいました。
ありがとうございます!

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