ジャンクSPORTS
ジャンクOB通信

我々、テレビの世界でもNumberの影響力は絶大です。
スポーツ・ドキュメンタリーを志す者にとってNumberはバイブルみたいなものではないでしょうか?
特にNHKなどの企画ものをみていると、"小さい頃からNumber的な世界に憧れて、テレビのディレクターとしてやっとこんなものを作れるようになりました"的なテイストを色濃く感じさせてくれます。
実は私自身スポーツ番組の制作に携わっていて、今まで一緒にお仕事させていただいた作家やブレーンにNumber執筆陣に名を連ねている方々が多数おりました。また、企画会議で煮詰まった時に資料として持ち込んだNumberからヒントを得た事も一度や二度ではありません。
「ジャンクSPORTS」のような番組を制作していると、そのバラエティー的な側面が一部のアスリートから誤解を招く事も少なくないのですが、そんな時、私は決まって『「ジャンクSPORTS」はテレビ版・Numberですから…』と笑いながら応えていました。
これは半分冗談で、半分本気です。
というのも、スポーツとバラエティーを高いレベルで融合させる事を目標に作った「ジャンクSPORTS」ですが、スポーツ局制作として譲れない一線が、こうした"Number的なるもの"なのです。
小林麻央さんがナビゲーターを務める「ファンタスティック・ストーリー」は、そうした想いで作られたコーナーで、国内外のトップアスリートと「ジャンクSPORTS」を繋ぐ大切なツールとして機能しているのです。
バラエティー番組の世界では、巨匠になったビートたけし氏がいまだに着ぐるみにこだわっています。それは芸人としてのアイデンティティーを確認する儀式として着ぐるみという"記号"が彼の中で必然性を持っているのだと思います。

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