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プレミアムステージ特別企画
犬神家の一族

■インタビュー■
星 護 〜監督〜

Q.一番気に入っているシーンはどこでしょうか?
【瀬戸内海の島で撮ったビルマ。】【犬神家の人々が一列に座って佐兵衛の死を待っているシーン。】【珠世の美しさ。】【猿蔵の実に奇怪な格好。】【湖でひとり物思いにふける金田一と、その奥に神々しく輝く夕景の雲。】【あるいは金色のふすまをバックに飾る松子のゴージャスな姿。】【マスクマン佐清の存在感。…そして、その頭を休憩時間になでていた加藤あい(笑)。】
…それはそれはいろいろな思い出があります。

Q.ハイビジョンでの撮影によって、深みのある美しい映像が実現しましたね?
A.これも初めての経験でした。テレビサイズではない横長のワイド版で撮るのは楽しみでした。幸いにも一流のスタッフによって驚くほど美しい絵を撮ることができました。非常に美しい絵を頂いて、機材の技術者、撮影技術者に感謝を言いたい。

Q.今、放送を前にして21世紀版『犬神家の一族』を送り出すことについての思いを?
A.横溝作品は、きっと日本人にとってスタンダードな1ジャンルになっているんだと思います。だから横溝原作の映像作品はこれからも繰り返し撮られていくことでしょう。さらに言えば、戦後の日本人の歩みを背景にした"推理もの"として永遠に輝き続けるのではないかと思います。21世紀最初の『犬神家の一族』を撮れて幸せでした。
次回作は『八墓村』か…と勝手に思ってます。お楽しみに。

Q.最後に視聴者の皆様へメッセージを?
A.絵がきれいで、実はお話のわりに残酷すぎない犬神家の一族を安心して最後までご覧ください。

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(C)フジテレビジョン