積木くずし真相
〜あの家族、その後の悲劇〜
- ストーリー(後編) -
更生しかけたと思った娘の朋美(安達祐実)が再び非行に走り、稲場信悟(舘ひろし)、静子(杉田かおる)は別れることになる。ついに、少年院送致となった朋美は、院内で倒れた。朋美は、駆けつけた幼い頃からの主治医、野間俊一(中井貴一)に、最初に非行に陥った原因、小説『積木くずし』で描かれなかった真実を語る。
それから6年後。20歳になった朋美は、アメリカからの帰国早々、大麻所持で逮捕されてしまう。朋美と接見した稲場は、保釈後の身元引受人となることを承諾。しかし多額の借金で落ちぶれた生活をしている稲場は、朋美の笑顔の裏に隠された深い哀しみには気づかなかった。
ある日、稲場がアパートにいると、週刊誌記者が待ち構えていた。朋美の大麻所持と現在の稲場の暮らしを雑誌に掲載したいというのだ。記者は、現在の暮らしがカモフラージュで『積木くずし』出版で得た財産を隠していると言うのだが、稲場には本当に金は無かった。
その頃、静子はかつて稲場家の経理を担当していた田宮光子(木村多江)とスナックを出店しようとしていた。田宮は稲場夫妻の離婚の際にも、静子の財産を確保してくれたように見えるが、実態は静子は田宮の言いなりで動かされているに過ぎなかった。彼女のやり方に不満や疑問を感じつつも、ほかに頼るすべのない静子は出店を決意する。
[前へ|次へ]
△サイトTOP
□イチオシTOP
0.フジテレビTOP
(C)フジテレビジョン