積木くずし真相
〜あの家族、その後の悲劇〜
- ストーリー(後編) -
稲場は、接見した朋美に約束した下着を送ってやりたいが、自分で買う勇気がない。そこで、近所の美容室オーナー、緑川サチ(財前直見)に頼むことに。サチは、二つ返事で稲場の頼みを引き受けてくれた。
ようやく、朋美が保釈される。稲場は、自分のアパートに朋美を連れ帰り、初めて親子二人でビールで乾杯する。朋美は静子のもとに身を寄せると言う。もう、危ないことはしないと告げる朋美に、稲場も明るくなる。しかし、稲場が目を離した時、朋美の表情は曇った。
朋美は、稲場との約束どおり、職を探そうとするのだが、過去の陰が邪魔をする。小説『積木くずし』に登場する不良娘であること、その後も素行不良を繰り返したことで、まともな職につけなかった。成人してからも「積木くずしの子」のレッテルはついてまわるのだった。
それから数ヵ月後。稲場はサチに呼び出される。なぜ、朋美と一緒に暮らさなかったのかと責めるサチは、一冊の週刊誌を見せた。そこには、朋美のセクシーグラビアが掲載されていた――。
「積木くずしの子」の呪縛から逃れられない朋美は生涯更生できないのか……?
娘の人生をそのように陥れてしまった母親の運命は……?
元妻や娘がどんどん不幸になっていく過程を見つめ、父親は自分の罪の深さに気付くことが出来るのか……?
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