優しい時間
-#4 根雪-
5/6
同じ日、「森の時計」で騒動が起きる。梓がレジの金をポケットに入れたところを、ミミに目撃されたのだ。梓は、計算が合わなかったから分けただけ、と主張するが、上手く説明することが出来ない。その騒ぎに気づいた勇吉は、梓とふたりだけで話をした。勇吉は、盗んだと疑いを持たれるような行為はいけない、と梓を諭す。が、興奮した梓は、警察に突き出せばいいと叫ぶと、店を辞めると言い残し、出て行ってしまう。
梓が向かったのは拓郎の家だった。しかし拓郎は、朋子との約束を守り、梓を家に上げずに、車の中で話を聞く。梓は、そんな拓郎の態度を訝しがりながらも、堰を切ったかのように勇吉のことを罵った。音成の話まで持ち出し、「あのおやじ、何様のつもり!!」とまくし立てる梓。すると次第に拓郎の顔色が変わり、ついに「あの人は――俺のおやじだ!おやじの悪口を――これ以上言うな!」と言い放ってしまう。
前へ|次へ
[1][2][3][4][5][6]
△Story
[0]優しい時間TOPへ
(C)フジテレビジョン