東京タワー
-物語-
[6/8]

雅也は、徐々に栄子との生活に重さを感じるようになっていた。イラストの仕事も、ますますはかどらない様な気になってくる。そんな時、またしても提出が遅くなったイラストを届けに行った雅也は、鳴沢に仕事を切られてしまう。

アパートに戻った雅也に、公共料金などの請求書が追い討ち。しかし、部屋には栄子が買ったという新しいベッドが…。ひとり暮らしだった頃の気ままな生活を失うことにイラつく雅也。だが、栄子に悪気はない。次の日も、朝から大量の料理を作る栄子。部屋を訪ねてくる人や隣近所に料理をふるまうという栄子に、雅也はとうとうキレてしまう。そして、自分の家なのに息が詰まる、筑豊に帰ってほしいと栄子に言ってしまう…。

[前へ|次へ]

もどる
0.東京タワー TOP

(C)フジテレビジョン