裸の大将
宮崎のが笑うので
-* あらすじ *-

孝介が焼酎メーカー矢部酒造を営む家に帰ると、遠山市子(久保田磨希)が慌ただしく出迎えた。孝介の息子、健一がいなくなったのだ。父親の伸一郎(梅宮辰夫)のもとに行くと、健一は最近、声が出なくなってからは外出したことがないと心配している。
清は奇岩で知られる青島海岸、鬼の洗濯板で画材を広げていた。話しかけてきた露天商から地名の由来を聞いた清は、宮崎には本当に鬼がいるのかなと首をかしげる。すると、そこに健一が現れた。清が泥棒はいけないと健一をたしなめていると件のパン屋がやって来る。清は、今度は健一を伴って逃げ出した。
その頃、久しぶりに上京した米山ヨネ子(水川あさみ)は、園長から清がまた放浪の旅に出たことを知らされていた。清を慕い、世話係を自認するヨネ子は…。

夕方、美津子は家に帰ってきた。美津子の実家は焼酎メーカーの大場酒造。亡き父の跡を継いで母のきく江(野川由美子)が切り盛りしているが、美津子は、昼はゴルフ場のキャディー、夜はスナックに勤め、何かのためにまとまった金が必要な様子。そこに伸一郎と孝介がやって来た。伸一郎はけんか腰で美津子たちに健一を返せと迫る。きく江は商品名を盗んだと同じくけんか腰で返すのだが、美津子は健一の身が心配だ。
清は健一と公園の一角の遊具の中にむしろを敷いて、一晩の寝床を作っていた。清が健一の見つめる写真をのぞくと、そこには昼間、うどんをご馳走になった美津子が写っている。母親かと問う清にうなずく健一。清は自らの経験から、健一が美津子を求めて家出したことを悟った。

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