島根の弁護士
-あらすじ-

その夜、水穂は道雄とともに再び「虫の音」を訪れる。水穂が名乗った瞬間、何故か驚きを隠しきれない秀子。何か水穂との深いかかわりがある雰囲気だ。
毎日、夜になっては川べりで眼鏡を探す水穂に、法律事務所の礼子がライトを差し出す。そして、その協力もあって眼鏡のカケラを見つける水穂。だが、そこまでしても母親にはかたくなに示談を断られ、秋田には「もう眼鏡を探すのはやめろ」と言われる。しかし水穂は、自分の母親がまだ生きている事を告白し、実は自分は"母親の気持ち"を知りたくて探しているのだと胸の内を語り、やめようとはしないのだった。

そこへ新しい民事の事件が飛び込んでくる。生後6ヶ月の赤ん坊を7時間置き去りにして死亡させた母親・吉岡恭子が、離婚と残された子どもの親権をめぐって夫の両親から訴えられたのだ。水穂は子どもを置き去りにした母親が自分の境遇と被り、どうしても許せずに恭子をむしろ質問攻めにして怒らせてしまう。またしても秋田に怒鳴られ、冷静になった水穂は、何かを隠している恭子の不自然な点に気づき調査を始めるのだった。

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