島根の弁護士
-あらすじ-

その後、水穂は部屋へ戻り、東京の下町で理容店を営む父・春雄(竹中直人)に電話をかける。春雄から飲み過ぎないように注意された水穂は、気分転換に島根の地酒を飲もうと、ふらっと夜の松江に出た。水穂は酒好きなのである。ふと目に付いた小料理屋「虫の音」で出会った女将は、その日の昼に町で猫を助けていた秀子(樋口可南子)だった。好意を抱いた水穂は、また来る事を約束するのだった。
そんなある日、過積載で川べりに止めていたトラックが荷崩れをして通行人を巻き込み、業務上過失致死事件を起こしてしまう。その事件を被疑者・佐野の国選弁護人として水穂が初めて担当することとなる。怒る被害者・母親との"示談"ばかりを考える水穂に、秋田は「あと四通りは方法を考えろ」と怒鳴る。結局、母親に"息子の大切な眼鏡が見つからない"ことを理由に示談を断られた。身重の佐野の妻・康子が必死に川べりを探す姿を見た水穂は自分が代わりに探すと言い出す。

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