今日は渋谷で6時
- スタッフインタビュー -

授賞式のちょっとあとから本直しが始まったんですけど、なにぶん本直しなんて初めてですし、加減みたいなのがわからなくて……。プロデューサーの保原さん、それに監督の石井さんには最初の直しの段階では「変えすぎ」と言われちゃいました。
その後、ストーリー上で矛盾する箇所や展開として強引なところを直したり、キャラクターに奥行きを持たせるために新しい登場人物を加えたり……としていったら、今度は内容を詰め込みすぎて尺(脚本の長さ)が(放送時間より)17分オーバーとスタッフの方に言われてしまって……。
それからは中身を削る作業に入っていったんですが、結構たいへんでした。「ここおもしろいんだけどなぁ」って自分では思っていても、全体のバランスなどを考えると断腸の思いでバッサリ切らざるをえなかったりして……。でも結果的には全体がスッキリしてストーリーとしては見やすくなったのではないかと思います。
今までは長さのことなんかあまり考えなかったんですが、脚本を放送時間尺に合わせるという作業は、これからプロとしてやっていくうえで出来て当たり前。必要最低限のことなんだって学びました。たいへんだなんて言っていられないんです。

完成稿が出来て、しばらくしてからクランクイン(撮影開始)。脚本家なんて撮影現場ではやることなんてないんですけど、外でのロケ日とメインキャストの方々がクランクアップ(撮影終了)する日の2日間だけ見学にお邪魔させていただきました。
そして予想通りやることもなく、明らかに邪魔でした。でも、どういう風にドラマが撮影されるのかを見られたのは良かったです。あと合間にキャストのみなさんとお話できたのは嬉しかったですね。

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