インタビュー

Q5.「再会」という言葉から思うことはどんなことでしょう。

江口 再会、ねえ。最近になって昔の友達に偶然会うとこれは必然なんじゃないかなと思ったり。
今はこの人は飲まなくちゃいけないんじゃいかなとすごく思うようになって。
こういう偶然をすごく大事にしたいなと思うようになって。
再会することによって気づかされることってすごい大きい。なおさらそれが昔の友達で、同じ記憶を持っている相手だったら、自分の中で眠っていた細胞が目を覚ますような感覚があるのではないかな、それがしかも恐いことで、ふれたくないことで…。
昔の知り合いに会うということ、再会の重要性ということをすごく感じます。

常盤 スタッフの中にも再会率が高くて。よくよく考えたらフジテレビの局制作のドラマを10年くらいやってなかったみたいで。その意識はなくて今回現場ですごく久しぶりのスタッフにお会いして。だからこそ話せることがあったりとか、その頃と今の自分があって、今からの自分をこういうふうに作ってみようと思っているという話しをしてくださったり。
今からの私を照明さんなんかだと、こういうふうにやってやるからねって言ってくださったり。
もともと知っている人と出会うことによってピンチはチャンスみたいな感じでここからすごくぱっと開くものもあるんだなって、すごく明るいイメージになりました。

このドラマは再会によっていろいろ見えてくる。かつては見ないようにしていた部分、表現しなかった部分が見えてくる。そういう意味で再会、出会いって一瞬拘束する位な人もいるし、この4人も、一瞬なのかもしれないし、この先ずっと続いていくのかわからないし…。僕らの仕事って意外とそういう感じで刺激があったり、ぶつかるものがあってまた次のステップにいける。すごくそのくりかえしというか。僕らの仕事はみなそれぞれに仕事をしていて10年くらいに再会することですごくいっぱいいい物をもらえる、というか。
ドラマはよくなるかしりませんけどね(笑)。それだけでもすごく価値がある。楽しいだけでなく、自分自身が何か違うステップを踏み出せるいいきっかけになったらいいな。

香川 再会というのは若い内は率が低くて。
年をへればへるほど再会率が高まって。
再会で何がたのしいかって昔話。
ぼくも20年くらい前から昔話しかしてない。ご年配の昔話率ってすごい昔話ほど覚えてる。今の記憶ははがれて20代の頃の話になって。再会というのは昔話をするいいきっかけ。最初に会った頃に戻れる。
同級生というのは子どもの頃いっしょ。その時でとまってる、何十歳になっても。そこはいつまでも共有できる。
僕も「救命病棟」、去年の映画なんかも江口君と一緒にしているけれど、よく考えると、NHKの「春日局」で一緒だった。
長いテーブルがあって僕が22歳、とか。江口さんが家光で僕は小早川で。
てもう昔話を始めてますけどね(笑)。
いやあれは何年まえだと、23年くらいたってるわけですよ!その話もしなかったけどいやあ、23年かとか思いながら…。
一方、堤さんは共演するまで何年もかかって去年映画『SP』で兄弟役になって、最初にお会いした時、「やっと一緒やな」、って言っていただいて。
とはいえ4人で並んでいると、23年前にあった江口さんと去年の堤さんと全く差はなく共同体として「再会」という大きな一環の一つとして位置づけてくださることに感謝している。常盤さんとは同級生でね。『20世紀少年』でも一緒で(笑)。

常盤 タイムカプセル掘り起こして(笑)。

香川 あれも徹夜(笑)!


と笑顔の中、和やかに合同インタビューは終えたのでした。
が、ドラマの中身は非常にシビア。こんな幸せそうにきっと27年前の子どもの頃は笑いあっていたのでしょう。しかし27年後再会した彼ら4人の中に起きた事件とは…。
さあ!続きはドラマで!!12月8日(土)夜9時まで待てない!

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