離婚弁護士II
-Story-
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調査の結果、やはり浩介の持ち家や車などは全て会社か妻の名義になっていた。また、浩介が千春を騙していたことを証明できる手紙などもなかった。それでも諦めずに調査を続けていた大介は、浩介の車の中に信州の有料道路の領収書があることに気づき、近くの別荘地に浩介名義の別荘があることを突き止める。浩介がその別荘を購入したのは、千春と離婚する直前のことだった。
一方貴子は、千春が浩介にまだ未練があることを感じていた。千春は、決して幸せではなかった結婚生活の中で、初めて浩介が言った優しい言葉を信じたかったのだ。貴子は、そんな千春に「ケリをつけましょう、昔の男に」と告げる――。

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