大奥
〜華の乱〜
-第十話-
[3/7]

安子が大典侍に妊娠を再確認すると、大典侍は信子が慌てる顔を見たかっただけだとまたもや大胆発言。しかし、大典侍は自分の悪戯よりも「あの方のなさること、ただのいけずではないようや」と信子の尋常ならざる執念を安子に思い至らせる。

大奥の乱れはすべて柳沢のせいであると考える安子は、再び綱吉に直談判した。だが、綱吉は柳沢の執念が行き着くところを見てみたいなどと言う。こう言うのであった。らちが明かないと思った安子は、元夫の成住(田辺誠一)が柳沢邸に捕らえられたままでいると柳沢の背信を明らかにする。すると、綱吉の顔色が変わった。「二度とその名を口にいたすな」と、綱吉は怒りとやるせなさを混ぜながら、去っていった。

[←前頁|次頁→]

もどる
0.大奥〜華の乱〜TOP

(C)フジテレビジョン