大奥
〜華の乱〜
-第七話-
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ある夜、綱吉と大典侍のいる閨に、女中の菊江が忍び足で近づいていく。懐には小刀。気付いた音羽(余貴美子)が取り押さえ、人に知られぬよう別室に連れて行った。音羽は、その部屋に、安子と右衛門佐を呼んだ。菊江は下級役人の娘だったが、その父が犬に切りつけたかどで「生類憐みの令」により切腹させられたのだ。綱吉に近づいたのは仇討ちのつもりだったのだと言う。ここで自害をすると申し出る菊江に、右衛門佐は「憎むべきは世の掟。私が恨みを晴らして差し上げます」と請け負う。

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