大奥
〜華の乱〜
-第七話-
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犬にうつつを抜かす綱吉に、桂昌院もさすがに苛立ち、奥泊まりの日には「大典侍殿をお閨にお呼びくださいますよう」と迫る。その気迫に怯えたか竹丸は廊下に飛び出した。綱吉と桂昌院がそれを追う。そこにばったり出くわした隆光は、戌年生まれの綱吉は、子孫繁栄のために生き物、特に犬を大事にするべきである、と託宣を述べる。桂昌院に今後の将軍家の行く末を尋ねられての苦し紛れのでまかせだった。だが、綱吉は度重なる不幸は安子のせいではなかったと桂昌院をけん制し、結果として歴史的悪法「生類憐みの令」が制定される。
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