メイちゃんの執事
*… 第9話(3/4) …*
ルチアは、いままで仕えてくれた忍に、何か望むことはないか、と尋ねた。しかし忍は、ルチアの側で満たされていたから、と言って何も望まなかった。それを聞いたルチアは、微笑んでこういった。「ありがとう。でも、もうすぐお別れね」と…。
ルチアが本郷家の後継者になったことを知った泉たちは動揺していた。リカや不二子(中別府葵)らは、理人と駆け落ちすればいい、とメイに助言した。青山らも、このままでいいのか、と理人に問いかけた。すると理人は、メイが立ち上がるのを待つ、と答えた。
学園長のローズ(堀内敬子)を探していたメイの前にルチアが現れた。ルチアは、メイの両親の骨を同じ墓に入れるという約束を反故にすることを告げ、メイへの憎しみをあらわにする。さらにルチアは、ローズがメイの父親の婚約者だったことをメイに告げた。理人は、ショックを受けているメイを、寮に連れ戻った。
メイは、学園に戻ってきた意味がなかった、と苛立つ。もうどうでもいい、と叫んで聖ルチア女学園の生徒の証であるベルを投げつけるメイ。理人は、そんなメイを平手打ちした。メイは、涙をこらえて部屋を飛び出し…。
メイがいなくなったことを知った剣人や泉たちは、彼女の行方を追った。が、メイはどこにもいなかった。
理人は、ルチアの元を訪れた。そこで理人は、自分の心はメイとともにある、とルチアに告げる。ルチアは、メイが逃げたことを嘲った。そんなルチアに、理人は、自分の苦しみから逃げるために人を傷つけ心を踏みにじったのはあなただ、と言い放つ。
理人は、ローズに会い、メイが両親とローズの関係を知ってしまったことを報告する。実はローズは、四国のうどん店の娘で、中学生のころ金太郎に見初められてメイの父である周太郎の婚約者候補になったのだという。メイはいま、試されている――ローズはそう言うと、理人にあるものを託した。
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