メイちゃんの執事
*… 第9話(2/4) …*
あくる日、メイは、剣人を呼び出し、彼に礼を言おうとした。剣人は、そんなメイの気持ちを察して普段通りに接すると、まだお前のことは諦めていない、と告げる。理人と勝負を付けた上で、メイに選んでもらわなければ意味がない、というのだ。するとそこに、慌てたようすで泉(岩佐真悠子)たちがやってくる。クラスメイトの香織(菊里ひかり)やゆう子(秋山多奈)たちが不審な男たちに襲われそうになったというのだ。さらに、ひかる(中村知世)の実家にトラックが突っ込むという事件や、奈央(小嶋陽奈)の一族が経営する国内最大手の電機メーカーが買収騒動に巻き込まれるという騒動まで起きていた。凛(忽那汐里)やみるく(吉田里琴)らは、一連の出来事はすべてルチアの仕業だと疑うが、証拠はなかった。
そんな中、メイの前に右近(高木万平)と左近(高木心平)が現れる。ふたりは、金太郎(津川雅彦)に命じられてメイを呼びにきたのだという。メイは、理人とともに金太郎の私邸を訪れた。するとそこには、ルチア=詩織と忍の姿もあった。その席で金太郎は、メイではなく詩織を自分の後継者に指名する。さらに金太郎は、アメリカで行われる後継者発表のセレモニーに詩織ともに行くよう理人に命じた。
突然のことに、メイは大きなショックを受けていた。そこに多美が現れた。後継者争いに負けたメイを笑いにきたのだという。メイは、そんな多美に、ルチアが恩人であることを剣人から聞いた、と返した。そのときメイは、多美の手に包帯が巻かれていることに気づく。が、多美は、関係ない、と言い残して不機嫌そうに出て行ってしまう。廊下に立っていた神田(阿部進之介)は、メイが嫌なやつならよかった、と思っている多美の心を読んでいた。神田は、人を傷つける者はいずれ自分も傷つけられる、という施設の園長の言葉を改めて多美に聞かせるが…。
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