メイちゃんの執事
*… 第1話(2/5) …*

理人は、本郷家の後継者にふさわしい教育を受けてもらうために、有名な超お嬢様学校・聖ルチア女学園に転入してもらいたい、とメイに告げる。メイは、いままで通り普通の暮らしをしたい、と理人に反発した。その矢先、本郷家の後継者候補となったメイの命を狙って、何者かがメイの家を爆破するという事件が起きる。大切な周囲の人たちに危害が及ぶことを危惧したメイは、聖ルチア女学園への転校を決意した――。

メイは、理人とともにヘリコプターで聖ルチア女学園に向った。世界最高水準の教育の下で次世代の淑女を育成するために設立された聖ルチア女学園は、庶民とはかけ離れた超お嬢様たちばかりが集まる少人数制の全寮制女学園だった。その敷地面積は東京都の約3分の1、建物間の移動手段は全てヘリコプター、学費は月1億円、おまけにお嬢様ひとりひとりにイケメン執事までついているという、あまりにも現実離れした世界だった。

Sランクの執事・理人がやってくる、ということで、正門前広場にはお嬢様たちが集まっていた。竜恩寺泉(岩佐真悠子)とその執事・木場(夕輝壽太)、華山リカ(大政絢)とその執事・青山(真山明大)、夏目不二子(中別府葵)とその執事・根津(姜暢雄)、天羽凛(忽那汐里)とその執事・四谷(丸山智己)、麻々原みるく(吉田里琴)とその執事・大門(鈴木亮平)、山田多美(谷村美月)とその執事・神田(阿部進之介)らが見守る中、ヘリを降り立つ理人とメイ。理人が新たに仕えることになったお嬢様に強い興味を抱いていた泉やリカたちは、あまりにも庶民的で冴えないメイに対して、露骨に嫌な顔を見せた。メイは、この女学園にふさわしくないというのだ。リカは、メイに向って、あなたは2週間以内に逃げ出すことになる、と宣言した。

メイは、理人の助言に従って、身の安全を守るために本郷家との繋がりは隠していた。だが、何者かにボーガンで狙われるなど、さっそく嫌がらせを受けてしまう。そんな中、学園内をうろついていたメイは、道の外れにあるドーム型の温室に気づき、吸い寄せられるようにして中に入った。するとそこに、真っ白な執事服を身につけた男・忍(向井理)に車イスを押されながら美しい女性が姿を見せる。それは、学園最高の淑女の称号を与えられた絶対権力者・ルチア(山田優)だった。その美しさに圧倒されてしまうメイ。ルチアは、そんなメイに優しい言葉をかけると、何故か理人をじっと見つめ…。

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