メイちゃんの執事
*… 第1話(3/5) …*

メイが暮らすのは陰<オンブラ>寮と呼ばれている、ボロボロの寮だった。聖ルチア女学園は、淑女としてのランクが厳格に定められおり、一番下が『陰<オンブラ>』、次が『月<ルナ>』、そして高い実力が認められた者は『太陽<ソーレ>』として学園の自治を任されていた。寮もそのランクに合わせてグレードアップしていくのだ。メイと同じ陰寮には多美もいた。だが、多美は、いきなり執事の神田とナイフを投げ合ってサバイバルゲームを始め、メイを驚かせる。そんなメイをさらに慌てさせたのは、室内に執事用の部屋もあることだった。

メイは、レベルの高さだけでなく、理解に苦しむような妙な授業まで行われるこの女学園についていけず、戸惑いを隠せなかった。そんなある日、メイの前に突然、剣人が現れる。こっそり潜り込んでメイのようすを見に来たのだ。実は剣人は、学園内に併設されている執事養成学校にいたことがあり、多少なりとも学園内を知っていたのだ。だが、多美と神田に見つかってしまった剣人は、抵抗もむなしく警備員に連行される。その際、剣人は、この学校には気をつけろ、とメイに言い残す。

ほどなくメイは、生徒たちから悪質な嫌がらせを受ける。理人は、すっかり元気がなくなってしまったメイのことを心配していた。そんな折、リカや不二子は、1週間後に行われる調理実習で勝負をしないかとメイに持ちかける。リカたちの挑発に乗ってしまったメイは、その勝負を受けてしまう。

ほどなくメイは、リカたちが料理の腕前も5つ星レストランのシェフ並みであることを知る。中でもリカは、各国の料理賞を総ナメにしたほどの腕前なのだという。それでも逃げずに、理人から料理の特訓を受けるメイ。実は理人も、国際調理師資格特Aランクの持ち主だった。

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