わたしたちの教科書
━- ストーリー -━
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そのとき、傍聴席から静かに外に出て行く男の姿があった。それは、雨木の息子・音也(五十嵐隼士)だった。その手に握られていたのは、「カネヨシリク」と書かれたメモだった。
閉廷後、珠子は、喜里丘中学校に向かい、戻ってきた雨木に声をかけた。そこにやってきた耕平は、兼良のことを雨木に報告した。しかし雨木は、過ちを犯したことはない、とだけ言うと、その場を立ち去る。その言葉に失望感を顕わにする耕平に、珠子は、いじめを認めたくない理由が他にある、というと、音也に関する調査資料を耕平に見せた。
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