わたしたちの教科書
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法廷では､熊沢に対する尋問が行われていた｡そのころ戸板は､嘘を言って希美を地裁まで連れ出し､何とか彼女を証言台に立たせようとしていた｡そこで戸板は､希美が熊沢に頼まれて一緒に『FLYING ELEPHANT』に行ったことを知る｡熊沢は､家出した桜を探すために､あの店に行ったのだ｡
証人尋問が終わり､熊沢が席に戻ろうとしたそのとき､戸板が息を切らしながら法廷に飛び込んできた｡ｼﾞｮｰｶｰは希美ではなく熊沢だった､と珠子に伝える戸板｡それを受けて､珠子は､在廷証人である熊沢を原告側証人として申請する｡
珠子は､教師がいじめを認めなければいじめはなくらないではないか､大人が本当のことを話すことが子どもたちの声を導き出す第一歩ではないか､と熊沢に訴えかけ､本当のことを話してほしいと懇願した｡
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