イノセント・ラヴ
-Story-
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佳音は、殉也を外に連れ出し、ベンチで手品などを見せた。その際、殉也は、佳音に向って微笑んだ。佳音は、大喜びだった。
そんな佳音たちの姿を見つめていた耀司は、義道神父(内藤剛志)の教会を訪れ、心から佳音に幸せが訪れることを祈った。
公園で風船売りの姿を見た殉也は、聖花のことを思い出す。家に戻ると、聖花のことを探し始める殉也。その姿を見ていた佳音は、昴に連絡を取り、殉也と聖花を会わせようとする。
佳音は、殉也に聖花が好きだったカサブランカの花束を持たせると、家を出て教会に向った。殉也は、やってきた聖花にその花束を手渡し、微笑んだ。そのとき、窓から吹き込んだ風が楽譜を吹き飛ばした。それを拾って、ピアノ前に置くと、殉也に弾くよう促す聖花。それは、殉也が佳音のために書いた曲の楽譜だった。たどたどしくその曲を弾いているうちに、しだいに記憶が蘇えってくる殉也。やがてすべてを思い出した殉也は、聖花を残したまま、家を飛び出した。
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