イノセント・ラヴ
-Story-
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殉也は、佳音を探して必死に走り続けた。教会のベンチに座っている佳音を見つけた殉也は、彼女を固く抱き締めた。佳音の目から涙が溢れた。

聖花は、寂しげに公園のベンチに座っていた。そこにやってきた昴は、持っていた赤い風船を聖花に握らせて微笑んだ。

美月は、教会でオルガンを弾きながら子どもたちと一緒に歌を歌っていた。義道神父も、その姿を笑顔で見守っていた。

耀司は、まだ仕事をしていた。雪が降ってきたことに気づいた耀司は、空を見上げた。

佳音と殉也は、クリスマスのイルミネーションが美しく輝く街を歩いていた。ふたりは、雪の降る道を、しっかりと手を繋いで歩いていき…。

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