イノセント・ラヴ
-Story-
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佳音が家に戻ると、日曜学校に行っているはずの殉也が家にいた。日曜学校は休んだのだという。佳音は、殉也を少しでも元気づけようと公園に誘った。しかしふとした瞬間に聖花のことを思い出してしまう殉也は、佳音の優しさを受け入れることができずに苛立つ。佳音の気持ちがわからない、と――。
家に戻ると、殉也は、聖花と撮った写真を燃やそうとした。聖花との間に愛はなかったのだから意味はない、というのだ。佳音は、そんな殉也を止めると、自分に預からせてほしい、と申し出る。好きな人のために尽くしたことは決して無駄にはならないのだから、いつか殉也が別の女性と結婚しても、聖花と過ごした日々が懐かしくなるときがくる、と殉也に告げる佳音。続けて佳音は、聖花も看病されている間、殉也の優しさを肌で感じていたはずだ、と言うと、思わず、一緒にいて殉也を愛さずにいられる人はいない、と自分の思いまで打ち明けてしまう。
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