イノセント・ラヴ
-Story-
[4/5]

それからしばらく後、佳音は、耀司の面会に行く。刑務官の藤堂(二階堂智)から、耀司に会いにきてやってほしい、と連絡をもらったからだった。耀司は、佳音のことを気遣い、自分はもうこの世にいないものだと思って忘れて欲しい、と告げた。「俺がいまの望んでいるのは、お前が幸せになってくれることだけなんだ」。耀司は、そう佳音に言うと同時に、池田には気をつけろ、と念を押すのも忘れなかった。

耀司と別れて帰ろうとしていた佳音は、池田に出会う。池田も耀司に会いにきたのだ。そこで池田は、その後何か思い出さなかったか、と佳音に尋ねた。耀司が自分を襲ったのも、明らかになっている罪以外に、隠したいことがあったからだ、というのだ。佳音は、何も答えずに池田の前から去ろうとした。池田は、そんな佳音の背中に、「隠しても無駄だ。人は真実に復讐されるんだ」と声をかけ…。

[BACK|NEXT]

もどる
0.イノセント・ラヴ TOP

(C)フジテレビジョン