イノセント・ラヴ
-Story-
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ひと目でもいいから殉也の姿を見たいと思い、彼の家を訪れた佳音は、玄関先で昴と医師の東野が話しているのを目撃する。殉也が病気でもしたのかと心配になり、思わず家の中を覗いてしまう佳音。しかし、ガラス越しに見えたのは、昴の姿だけだった。

しばらく殉也の家の前にいた佳音は、昴が青ざめた顔で開かずの間から出てくるのを目撃する。同時に、聞こえてくる何かの警報音。気になった佳音は、そっと殉也の家に入り、開かずの間のドアを開けた。そこで佳音が目にしたのは、ベッドに横たわる聖花の姿だった。聖花につながっているチューブが途中で外されていることに気づいた佳音は、それを元に戻し、警報音を発している医療機器のスイッチを入れようとした。するとそこに昴が現れた。「出て行け。何も見なかったことにして消えるんだ」と佳音に命じる昴。それを受け入れなかった佳音は、再びスイッチを入れ直そうとして、昴ともみ合いになった。と、そのとき、殉也がやってきた。殉也は、携帯電話で見ることができるモニター画像が切られていることに気づき、慌てて戻ってきたのだ。

殉也から不信の目を向けられた佳音は、家を飛び出した。昴は、その後を追おうとした殉也を制し、やったのは自分だと告白した。

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