拝啓、父上様
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一平の腕前は"本物"のお墨付き!
「坂下」板場のナイショ話

■戦場となる板場で大切なのは役割分担!

「倉本先生はよくご覧になってるなとしみじみ感心してしまうほど、板場のセットはリアルですね。実際の料亭の厨房もこんな感じですから」と小森さんも納得するリアルさ。

「忙しい時の板場はまさに戦場ですからね。その時に大切なのは個々の動きです。花板である竜次さんはそんなに動きません。目と口を動かして指示を出すのが竜次さん、保さんは火の前にいて、一平くんがフリーで動く。この役割分担がきちんと出来ずに各自が好き勝手に動いていたら作業はとても間に合いません。それを時夫くんのポジションから習っていくんです。最初から料理なんかできなくてもいいんですよ。まずは返事、買い物、掃除など礼儀作法から入って、いろんなことを学ぶんですから」。

さらに、"本物"にこだわるプロデューサーの意向で小森さんの指導はこんな細かいところにまで及んでいます。「現場では白衣の着方、板場内での立つ位置、微妙な手の振り方などを指導しました。他にもプロとアマチュアの違いがはっきりとわかるのは鍋の持ち方や手の添え方。もっと細かいところでは、忙しい時には板場内をゆっくり歩くことはないのでその動き方、板前は1つの料理にかかりっきりになることはないので目の配り方なども指示させていただきました」。

劇中で板前や仲居が忙しく働く数分のシーンにこんなにもたくさんのこだわりが詰まっていたのに驚きです。ぜひ細かい動きまで注目して見てみてください。

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