拝啓､父上様
-ｽﾄｰﾘｰ-
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そこへ津山がやってきた｡ﾅｵﾐのおでこをつついた津山の長くきれいな指を見つめ呆然となる一平は､そのまま口もきかずにぼんやりと帰っていく｡そんな一平の様子に自分が怒らせてしまったのではないかと不安を募らせるﾅｵﾐ｡一方､｢甃の町｣が津山と母･雪乃(高島礼子)との実話だという噂が本当だとしたら自分とﾅｵﾐは異母兄妹かもしれないという疑いが頭をめぐる一平は､一睡もせずに再び｢甃の町｣を読み直すがさっぱり内容が頭に入ってこない｡翌日､喫茶店｢ﾙｵｰ｣に行きﾙｵｰ(久保隆徳)に｢甃の町｣の登場人物の2人が"できてる"かをたずねる一平だが､結局答えは出ない｡さらに､弁当を届けた病院でも当時の2人を知る夢子に雪乃と津山の関係を聞くが､夢子の答えはとうてい現実とは思えない話で､ますます頭が混乱する一平だった｡
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