ガリレオ
- No.007 -
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その夜、ひとり研究室に残ってある装置の準備をしていた栗林は、やってきた湯川に、菅原に嫉妬していたことを告白した。湯川は、そんな栗林の思いを受け止めながら、作業を手伝った。

あくる日、静子は、菅原からの電話を受ける。菅原は、冬美がいたマンションで、彼女と同じように首にロープをかけたまま静子を見つめていた。菅原は、静子とやり直せないなら死ぬしかない、というと、末期ガンに侵されていると続けた。「僕の全財産をあげるつもりだったんだ。最後に幸せな1ヵ月をくれたら…」。菅原の言葉に、静子は慌てて部屋を飛び出した。

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