ガリレオ
- No.006 -
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薫は、坂木と約束した埠頭に向かい、指定されたダルマ船を探す。一方、湯川は、助手の栗林(渡辺いっけい)らに、北野宗平の絵を探すよう指示すると、かつて宗平が住んでいた廃屋を訪ねる。そこで湯川は、ベビー用品などとともに、1枚の写真を見つける。

ダルマ船を見つけた薫は、その中に降りた。しかし坂木は、そこにやってきた湯川の姿を見つけて薫に裏切られたと思い、ふたりを船の中に閉じ込めるとその場から逃げてしまう。
船内は携帯電話がつながらなかった。湯川は、助けを求めるため、携帯電話をロープで縛り、携帯メールを送信状態にしたまま、天井の窓に向かって投げた。失敗を繰り返しながら、何度もトライする湯川。そのとき湯川は、ニュートンやガリレオを例に、科学者は退屈な実験の繰り返しの中で人との繋がりを感じることがある、と薫に告げる。日々犯罪者を追う刑事がそうであるように、科学者も人間嫌いではないというのだ。薫は、そんな湯川を見つめながら、本気で人のために頑張ったことがあるか、と尋ねた。湯川は、それに答える代わりに、携帯電話を薫に放った。メールが送信されたのだ。

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