ガリレオ
- No.006 -
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薫は、この事件に関わらないほうがいい、と桜子(真矢みき)から助言される。私情を挟まずに捜査することはできない、と桜子はいうのだ。それでも薫は諦めきれず、礼美に接触しようと試みた。だが、警察がガードしていることもあって、礼美には近づくことができなかった。
薫は、湯川の研究室を訪れた。湯川は、水面に浮かんだ文字の謎を解明しようと研究を続けていた。するとそこに、再び坂木から電話が入った。坂木は、大森埠頭にいるのだという。薫は、そんな坂木に自首を勧めるために、彼と会う約束をする。その会話を聞いていた湯川は、容疑者の居場所が分かったのならいますぐ署に連絡して、逮捕の準備をするべきだと薫に告げた。薫は、自分が間違っていることを知りながら、人を助けてあげたいと思ったことはないのか、とつい感情的になって反発してしまう。湯川は、そんな薫に、心の問題は専門外だから好きにすればいい、と冷静に答えた。すると薫は、「学者は、人の心のことより、数字や記号と向き合っていることの方が大事なんですね」といい残して、部屋を後にした。

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