ガリレオ
- No.006 -
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湯川の元を訪れた薫は、事件の経緯を説明する。しかし湯川は、ストーカーの妄想にしか思えない、と薫に告げた。すると薫は、一冊の文集を取り出し、坂木が小学生のころ書いたという作文を湯川に見せた。何とそこには、「僕の夢は、モリサキレミと結婚すること」と書かれていた。しかも、その文章の横には、礼美の部屋の飾り窓とそっくりな絵まで添えられていた。つまり坂木は、17年前…礼美が生まれるよりも前から、彼女と出会うことを知っていたのではないか、と薫はいうのだ。

この一件に強い興味を抱いた湯川は、薫とともに坂木の店を訪れる。そこで湯川は、占いに使用していた水瓶から、水を採取した。
続いて湯川たちは、坂木の家を訪れた。坂木の母・香奈子(大島蓉子)と再会した薫は、子どものころ、坂木と一緒に、北野宗平という画家の家によく遊びに行っていたことを思い出す。薫と坂木は、宗平から教えてもらった絵描き歌を歌いながら、よく塀にチョークで絵を描いていたのだ。薫が転校した後も、坂木は宗平のところに絵を習いに行っていた、と香奈子は証言した。が、宗平はその後、身重の妻を残して事故で亡くなってしまったらしい。

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