ガリレオ
- No.005 -
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薫は、秋穗を自宅まで送り届けた。その際、ステンドグラスの工房を見せてもらった薫は、あるものに違和感を抱く。薫が戻ろうとすると、そこに秋穗がやってくる。秋穗は、少し戸惑いながらも、本当の気持ちを薫に打ち明けた。自分の体のせいで住み始めたこの場所も、恩着せがましい父親のことも嫌いで、父親とはよくケンカをしたこと、でも両親はとても仲が良かったこと…。秋穗は、そんな母が父を殺した犯人とは思えない、というのだ。薫は、そんな秋穗に礼を言うと、優しく微笑んだ。
聞き込みを続けた薫は、新たな情報を入手する。向かいのビルの会社員は、火の玉を2回見ていたのだ。薫は、湯川の元にその報告に行った。湯川は、アーチェリー場にいた。そのとき、薫は、あることに気づく。アーチェリー場に貼られていた「一射入魂」という文字を、薫は、ステンドグラス工房でも見ていたのだ。それを聞いた瞬間、湯川の脳裏に今回の事件の全体像が浮かんだ――。
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