ガリレオ
- No.005 -
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あくる日、薫と弓削(品川祐)が捜査から戻ると、そこに秋穗がやってきた。秋穗は、貴子が嘘をついている、というのだ。実は秋穗は、事件前日の晩、ペンション内にあるステンドグラス工房で火の玉を目撃し、貴子にもそのことを話したというのだ。薫は、秋穗とともに湯川の元に向かった。

湯川は、助手の栗林(渡辺いっけい)にも手伝ってもらい、さまざまな火の玉を作って秋穗に見せた。しかし、そのどれも、秋穗が目撃したものとは違うらしい。すると秋穗は、火の玉の正体が知りたくて来たんじゃない、と声を荒げた。さらに秋穗は、最近の貴子のようすから、他にも隠し事をしているはずだ、と続けた。すると湯川は、ひとつひとつの事実を検証もせずに人を疑うような発言は慎むべきだ、と秋穗に告げる。カッとなった秋穗は、警察も貴子を疑っているくせに、と叫んだ。次の瞬間、突然咳き込み、胸を押さえて蹲る秋穗。
しかし、カバンから取り出した携帯用噴霧器は、中身が空だった。栗林は慌てて医務室に向かおうとした。そこで湯川は、秋穗にコーヒーを飲ませ、落ち着かせた。カフェインには気管支を拡張する効果があるのだという。

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