ガリレオ
- No.001 -
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時田製作所を出た薫は、湯川に詰め寄り、説明を求めた。しかし湯川は、まだ仮説の段階なのだから教えられない、と答え、「実に面白い」と言って笑みを浮かべる。薫は、そんな湯川の態度にキレ、「ふざけるのもいい加減にして!」と彼を怒鳴りつけてしまう。
あくる日、薫のもとに湯川から妙な絵文字が使われたメールが入った。そこには、会って話がしたい、と記されていた。
湯川は、第十三研究室にやってきた薫に、怒らせるつもりはなかった、と謝った。薫は、そんな湯川に、それならばどうして人体が発火したのか教えてほしい、と告げた。しかし湯川は、まだ実証ができていない、とそれを断る。すると薫は、「女の武器を使え」という桜子のアドバイスに従って、突然、何故自分が刑事になったのかを話し始めた。子どものころ、旅行先のロスのホテルで、隣室の中国マフィアに間違えられて、両親と姉を射殺された、と涙ながらに話す薫。「だからもし今度の事件に犯人がいるのなら絶対に捕まえたいんです」と訴える薫に負けて、湯川は、彼女をある場所に案内する。
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