ガリレオ
- No.001 -
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別の日、再び事件現場を訪れた湯川たちは、何かを探すように空を見上げている幼い少女・真奈(北村燦來)に出会う。実は薫は、事件があった日も同じように空を見上げていた真奈に気づき、声をかけていた。すると真奈は、空に赤い糸が浮かんでいた、と答えたという。子ども嫌いの湯川は、真奈から詳しい話を聞くよう薫に命じた。すると真奈は、事件の3ヵ月ほど前の七夕の夜にも、湯川の身長ほどの高さに真っ直ぐに浮かぶ赤い糸を見た、と答えた。
その言葉がきっかけで何かがひらめいた湯川は、現場近くで機械部品などを作っている時田製作所に注目する。同社社長の時田(小林すすむ)は、薫が刑事だと知って困惑しているようだった。その間、工場内を見て回っていた湯川は、棚のパレットに入っていた部品のひとつを手に取った。それを注意したのは従業員の金森(唐沢寿明)だった。時田から事件のことを尋ねられた湯川は、自然発生したプラズマによる事故ではないか、と答えた。湯川は、そういうことが起こりやすい場所がある、と続けると、もしもう一度同じ場所で起これば捜査は打ち切りになる、と言い出す。
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