ガリレオ
- No.001 -
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事件は、前夜10時20分ごろ、閑静な住宅街で起きた。通りの一角にいつもたむろして騒いでいた若者グループのひとりが、突然、頭が発火して死亡したのだ。先輩刑事の弓削志郎(品川祐)とともに現場に向かった薫は、彼らがそこでネズミ花火をしていたことを知る。しかし、監察医・城ノ内桜子(真矢みき)によれば、被害者は頭蓋骨が炭化するほどの熱傷を負っているという。ネズミ花火が原因とは考えられなかった。
湯川の助手・栗林宏美(渡辺いっけい)は、捜査に協力してもらおうと話を持ちかけた薫のことを必死で止めようとした。これまでにも草薙から事件の相談を持ち込まれ、何かと研究の邪魔をされてきたからだった。しかし、そんな栗林の願いもむなしく、湯川は人体が突然発火するという現象に強い興味を抱く。
湯川は、薫とともに事件現場を訪れた。薫から説明を聞きながらも、湯川は絶えず周囲を観察している。何かを得たような湯川のようすを見た薫は、焼死の原因がわかったのかどうか尋ねた。すると湯川は、突然笑い出し、「さっぱりわからない」と答えた。

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