不信のとき
-Story-
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その挑戦的な言葉を聞いて怒りが沸騰した道子は、ならば自分は義雄とは別れてあげるから、結婚して貰って今度は堂々と産めばいいと応戦した。マチ子も負けずに、義雄と結婚したいなどと一度も思ったことはないと切り返す。
それは、法子が義雄の子どもではないからだろう、他の男の子どもを義雄の子の振りをしているだけに違いないと断言する道子の言葉を聞いて堪忍袋の尾が切れたマチ子は、本妻からの情けなんか要らない! 妻と言う立場があるからといって余裕ぶるな!と声を荒げた。
すると道子も、夫に何年もだまされ続けてきた現実を突きつけられて、余裕などあるはずがない!と負けじと声を荒げ涙ぐむ。

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